本文へ移動

保育内容

大切にしていること

 子ども達は人間としての基本的な能力と、学力の基本となる力のほとんどを、「毎日の生活と遊び」を通して身につけていきます。また、思いやりや優しさ、協力して何かを成し遂げること、他人の身になって考えるなどの良い人間関係を作る力も遊びの中で育っていきます。したがって保育園では「遊び」を最も重要視し、よりよい遊びが保障されている環境作りに取り組んでいきます。そしてこれらの力は、ほとんど6歳くらいまでの環境の中で作られるもので、大きくなってから身につけることはとても難しいのです。
 子ども達ができるだけストレスなく、無理をしないで、人間にとって本当に必要な力を身につけていけるよう、私たち保育者は十分配慮して子どもにかかわっていきます。そのことをどう具体的な方法として取り組んでいるのかを紹介します。
あそび
 まどか保育園では子どもが主体的に行動し、思いやりや協力して何かをやり遂げる力、良い人間関係を作る力は「遊びの中で育つ」と考えています。そのためにも毎日の日課の安定とより良い遊びが保障される環境作りに取り組んでいます。室内遊びではヨーロッパを中心とした優れた玩具をそろえ、集中力や想像力を身につけていきます。戸外遊びではダイナミックに遊び、精神的にも解放され身体能力を高めています。

乳児保育 0~2歳児(育児担当保育) 
 乳児期にもっとも大切なことは、人間に対する信頼感を育ててあげることです。人は人との関係の中でしか人になることができません。大好きな人を模倣することから人間としての大切な心が育っていきます。まどか保育園では大人と子どものより良い関係を確立していくために育児担当保育という方法をとっています。これは食事、排泄、身辺を清潔に保つなどの、生きていくために絶対必要なことに関して、決まった保育者が決まった子どもの世話を継続的にしていくことを通して、個別の関わりを大切にする方法です。
 
幼児保育 3~5歳児(異年齢保育)
 3歳以上の子ども達の日常的な生活は、異年齢の子ども達がひとつのクラスとして過ごすことを基本としています。子どもたちはその能力のほとんどを、模倣することで身につけていきます。小さな子どもたちは大きな子どもをモデルとして刺激を受けていきますし、大きな子どもは自分よりより力の弱い子どもがいることで、やさしさを発揮していきます。少子化が進む中、異年齢である兄弟関係の中で学んでいたような人間関係が身についていない子どもが増えていますが、まどか保育園では異年齢保育を通してより豊かな人間関係を築いていけるよう配慮をしています。
 
言葉を手渡す保育
 「みなさん、お片付けの時間ですよ!」と言っても、子どもは自分をなかなか「みなさん」の中には入れてくれません。「○○ちゃん、終わったらもとの場所に戻そうか」と声を掛ければ自分のことだとわかります。「○○ちゃ~ん!」と大声で呼ぶのではなく、その子のそばへ行って「○○ちゃん」と普通の声で、言葉を手渡す感覚で丁寧に接すると、子どももちゃんと、言葉を手渡しに来てくれるようになります。言葉や挨拶は、大声で投げない、ばらまかないことをまどか保育園では意識しています。「叫びあう保育」は落ち着かない保育室の雰囲気になるので、「言葉を手渡す保育」を大切にしています。
食事
 乳幼児の食事は健康的な食生活を身につける上で最も大切です。季節にあった献立を作成し、旬の食材や添加物の少ない食材・調味料を選んで使っています。また、和食中心の献立で、手作りおやつや離乳食の初期からの対応、アレルギー食への対応もできる範囲内で実施しています。
 子どもがこぼさずに意欲をもって食べられるように、少人数での食事の介助や食べやすい食器、食具にも配慮しています。
絵本
 まどか保育園では子どもたちに良質な絵本に沢山出合ってほしいと願い、毎日子ども達に読んだり、週一回の貸出しを行ったりしています。良い絵本を沢山経験した子ども達は、人の話を聞く力が身に付き、集中力・想像力が養われます。またお勧めの大人向けの本も数多く用意しています。



誕生日の祝い方
 1年に1回だけの大切な日です。「○月生まれのお友達」とまとめて祝うのではなく、その子の誕生日にクラスでお祝いをしています。その子のために作られた誕生飾りと、心のこもった手作りの誕生カードでお祝いします。
行事
 七夕、十五夜、お正月、節分、ひなまつり等の年中行事は、日本の伝統文化を大切にし、生活行事として楽しみます。
 運動会、大きくなったねの会(発表会)、卒園式などの保育行事は、子ども達に過度の負担を強いることなく、日々の保育の中で楽しくできることを大切にしながら、成長した姿を披露できる場としています。
TOPへ戻る